昨年三月十一日に東北地方一帯を襲った東日本大震災。各地は福島第一原発の事故も含め、未曾有の大災害に見舞われた。

本山金峯山寺では大震災の翌日から、本堂蔵王堂で、被災地の復興と物故者の慰霊のためにお祈りを続けているが、丸一年を過ぎて、被災地でじかに復興のお祈りが出来ないものかと検討を重ねてきた。

幸い、震災後、アーユス仏教国際協会ネットワーク関西事務局を通じて、被災地復興支援に関わらせていただいたご縁を得て、石巻市魚町の山徳平塚水産工場で、祈りの場を提供いただけることになり、八月三十一日正午から金峯山寺・東日本大震災復興祈願大護摩供を開催することなったのである。

当日は五條覚堯管長猊下以下、田中利典宗務総長など本山役員はじめ、大阪からチャーターバスで駆けつけた本山修験大衆の面々四十名が水産工場内に設えられた大護摩道場に集合。管長猊下大導師の下、当地で亡くなられた多数の方々の慰霊を祈るとともに、早期の復興を全員で祈念した。

また護摩供終了後は今回の大法要執行に協力いただいたチーム王冠などボランティア団体に対して支援金を授与した。

石巻一帯は大津波によって壊滅的な被害に見舞われた場所であるが、金峯山修験大護摩供法炎によって、被災地の浄化と人々の平安安穏が果たされるされることを念じて止まない。