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お知らせ

2021/06/20

秘仏本尊特別ご開帳

 金峯山寺の御本尊である金剛蔵王大権現は、およそ1300年前に修験道の御開祖である役行者神變大菩薩によって感得された権現仏です。その感得をされた際の様子を寺伝では次のように伝えています。
役行者は、全国の霊山を御開山になった後、熊野から大峯山脈の稜線伝いに吉野に修行されること33度を重ねられ、最後に金峯山(大峯山)山上ヶ岳の頂上で、一千日間の参籠修行をされました。苦しみの中に生きる人々をお救いいただける御本尊を賜りたいとの役行者の祈りに応えて、先ず釈迦如来、千手千眼観世音菩薩、弥勒菩薩の三仏がお出ましに成られました。役行者は、その三仏の柔和なお姿をご覧になって、このお姿のままでは荒ぶ衆生を済度しがたいと思われて、さらに祈念を続けられました。すると、天地鳴動し、山上の大盤石が割れ裂けて、雷鳴と共に湧き出るが如く忿怒の形相荒々しいお姿の御仏がお出ましに成られたのです。この御仏が金剛蔵王大権現で、役行者はこれぞ末法の世を生きる人々の御本尊なりと、そのお姿を山桜の木にお刻みになってお祀りされたのでした。これが、金峯山寺の始まりであり、修験道の起こりと伝えられています。
 権現とは、神仏が姿を変じてお出ましになった仮のお姿という意味です。金剛蔵王大権現は、役行者の祈りに応えて最初に現れられた釈迦・観音・弥勒の三仏が、柔和なお姿を捨てて、忿怒の形相荒々しいお姿となってお出ましに成られたものです。大変恐ろしいお姿ですが、慈悲と寛容に満ちあふれたお姿と言われます。全身の青黒い色が、その慈悲と寛容を表しています。まさに怒りの中にも全てを許す「恕(じょ)」のお姿なのです。慈愛に満ちた父母の怒りに似たお姿ともいえるでしょう。
 この御本尊は、昔から国土安穏、鎮護国家、悪魔降伏、三世救済(過去・現在・未来をお救いくださる)の御仏として信仰されてきました。千三百年の歳月を経てもなお、多くの方々に額ずかれ、多くの御利益を施されています。

日本最大秘仏本尊 特別ご開帳のお知らせ

「秘仏本尊 特別ご開帳」のお知らせ
第18期 国宝仁王門大修理勧進秘仏ご本尊特別御開帳の日程が決まりました。

令和3年10月22日(金)~11月30日(火)

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